コード進行伴奏プレイヤー — 使い方
できること
コード進行を打ち込むだけで、歌の練習用の簡易伴奏をブラウザ上で再生できます。伴奏 パターン・テンポ・拍子を選ぶと、それに合わせた楽譜が自動生成され、再生に合わせて楽譜上を カーソルが進みます。楽譜の音符クリックやスライダーで途中から再生できます。メロディや 具体的な伴奏の音は入力しません(コードと最小限の設定だけ)。音色はピアノ固定です(楽器の 切り替えは今後の有料機能候補)。すべての処理はブラウザ内で完結し、入力内容が外部に送信・ 保存されることはありません。音源ファイルもこのサイト内から配信され、外部ドメインへの リクエストは行いません。
使い方
- コード進行伴奏プレイヤー を開きます。
- 「コード進行」欄にコードを入力します(例:
D A/C# Bm7 Asus4)。空白区切りで1つ=1小節、|で小節を区切ると1小節に複数コードを入れられます。改行すると楽譜の行が変わります。 小節の途中でコードを変えるときは| Am:2 D:2 |のように:拍数を付けます。 - 「テンポ」「拍子」「伴奏パターン」を選びます。変更すると楽譜と伴奏が作り直されます。
- 楽譜の上の「再生」で伴奏が鳴り、楽譜上のカーソルが進みます。もう一度押すと一時停止、 「停止」で先頭に戻ります。「音量」スライダーで再生音量を調整できます。
- 楽譜の音符をクリック、またはシークバーをドラッグすると、その位置から再生できます (初回の再生時だけ音源の読み込みに数秒かかります)。
- 設定は URL に反映されます。「リンクをコピー」で現在の URL をクリップボードにコピー、 「共有」で端末の共有シートに URL とテキストを渡せます(「共有」は Web Share API 対応時のみ表示)。 その URL を共有・ブックマークすると同じ設定で開けます。
仕様
コード進行の書き方
- 区切り: 改行 = 楽譜の行送り。行内に
|があれば|で小節を区切り、1小節に空白区切りで 複数コードを置けます。|が無ければ空白区切りの各コード = 1小節。 - 小節内の拍数指定: コードのうしろに
:拍数を付けると、その小節内でコードが占める拍数を 指定できます(小数可。例:| C:3 G:1 |は C を3拍・G を1拍)。:拍数を付けないコードは 小節の残りを均等に分け合います(例:| C:2 G Am |は C が2拍、G と Am が1拍ずつ)。 すべてのコードに:拍数が付いていて合計が1小節に満たない/超える場合は、最後のコードで 長さを調整します。 - 小節数の上限: 64 小節。超えた分は無視されます。
- ルート音:
A〜G(大文字小文字どちらも可)。#/♯で半音上げ、b/♭で半音下げ、xでダブルシャープ。 - オンコード(分数コード):
C/Gのように/の後ろにベース音を書けます。指定した ベース音が左手(低音)で鳴り、右手の和音はそのまま1オクターブ内の密集ボイシングになります (例:A/C#は左手 C#+右手C#・E・A)。 - メロディ・リズムの指定はできません。伴奏の形は「伴奏パターン」の選択で決まります。
伴奏パターン
伴奏パターンは「パターン1」「パターン2」の2種類です。右手はどちらも共通で、1拍ごとに
フルコード(コードの構成音を C4〜B4 の1オクターブに畳んだ密集ボイシング)を弾きます。
違うのは左手のリズムだけです。左手はいつでも「ベース音(コードのルート、オンコードの
ときは / の後ろで指定した音)+その1オクターブ下」を重ねたオクターブで鳴らします(音域は
おおよそ C2〜B3)。
パターン1(コード・小節の頭で弾く)
左手のオクターブを、コードが変わるたび/小節が変わるたびに弾き直し、そのコードの あいだ保持します。ベース音(ルート)が前と同じでも、コードや小節が切り替わればそこで 弾き直します(伸ばして繋ぐことはしません)。いちばんシンプルな伴奏で、歌のガイドや 弾き語りの下敷きに向きます。
- 例(4/4・
C | C | F | G7): 左手は各小節の頭でオクターブを弾き、その小節いっぱい 保持します。1小節目と2小節目はどちらも「ド」ですが、2小節目の頭で弾き直します。 右手は各小節で四分音符のコードを4回。
パターン2(コードの変わり目で裏拍を入れる)
基本はパターン1と同じ(コード・小節の頭で弾き直して保持)ですが、**各コードの最後の
8分音符(裏拍)**で同じオクターブをもう一度弾き、次のコード(多くは次の小節)の頭へ
食い込ませます。「タ——ッタ、タ——ッタ」と前に押し出すノリになり、パターン1より推進力が
出ます。次のコードのベース音が前と同じでも(C | C | G7 | C のような並びでも)裏拍を
入れます。
- 例(4/4・
C | F | G7 | C): 各小節とも左手は頭のオクターブを3拍半保持し、4拍目の 裏(「4と」)でもう一度弾いて、そのまま次の小節のベース音へ。進行のいちばん最後の コードだけは食い込ませる先が無いので裏拍を入れず、頭で弾いて保持するだけです。 - 1つのコードが2拍未満しかない場合(
| C:1 F:1 C:1 G:1 |など短い割り当て)は、裏拍を 差し込む余地がないためそのコードはパターン1と同じ動きになります。
対応するコードの種類
ルート音のうしろに次の記号を付けられます(代表的な表記ゆれも解釈します)。
| 種類 | 書き方の例 |
|---|---|
| メジャー | C / CM / Cmaj |
| マイナー | Cm / Cmin / C- |
| 7th | C7 |
| メジャー7th | Cmaj7 / CM7 / CΔ |
| マイナー7th | Cm7 / Cmin7 / C-7 |
| 6th / m6 | C6 / Cm6 |
| sus2 / sus4 | Csus2 / Csus4 / Csus |
| dim / dim7 / m7♭5 | Cdim / Cdim7 / Cm7b5 / C° / Cø |
| aug | Caug / C+ |
| 9th 系 | C9 / Cmaj9 / Cm9 / Cadd9 |
| 11th / 13th | C11 / C13 |
| テンション変化 | C7b9 / C7#9 / C7#5 / C7b5 / C7#11 |
| パワーコード | C5 |
解釈できないコードがあると、その小節だけ無視して残りは再生し、どのコードが不明かを画面に 表示します。
入力範囲
| 項目 | 範囲 |
|---|---|
| テンポ (BPM) | 30〜300(範囲外は丸め、数値でなければ既定 90) |
| 拍子 | 4/4 / 3/4 / 6/8 から選択 |
| 伴奏パターン | パターン1(コード・小節の頭で弾く)/ パターン2(コードの変わり目で裏拍を入れる)。詳細は「伴奏パターン」節 |
| 音量 | 0〜100(既定 50)。50 で等倍、100 で約2倍 |
URLパラメータ
現在の設定は URL に反映され、その URL を開くと同じ設定が復元されます。
| パラメータ | 形式 | 説明 |
|---|---|---|
c |
コード進行の文字列(|・改行・:拍数 を含む) |
例: ?c=D A/C# Bm7 Asus4 |
t |
整数 BPM | 30〜300 にクランプ。不正なら 90 |
m |
4/4 / 3/4 / 6/8 |
それ以外は 4/4 |
p |
1(パターン1)/ 2(パターン2) |
それ以外は 1 |
v |
0〜100 の整数(音量) | 範囲外はクランプ。不正なら 50 |
c が無いときは既定のコード進行(「きらきら星」の簡易伴奏。3行で C | F C | G7 C | G7 C | / C G7 | C G7 | C G7 | C G7 | / C | F C | G7 C | G7 C |)が入ります。タイトルや曲名は URL に含めません。
プライバシー
- 入力・設定はブラウザ内だけで処理され、サーバーへ送信されません。
- 音源(サウンドフォント)は
abstiro.com内の/assets/soundfont/から配信されます。 再生時に外部ドメインへリクエストは行いません。 - URL の更新は
history.replaceStateで行うためブラウザ履歴を汚しません。 - 「リンクをコピー」「共有」はいずれもツールからサーバーへ送信しません。前者は
クリップボードへ、後者は端末の共有シート(
navigator.share)へ現在の URL を渡すだけです。
補足
- 各コードは「左手のベース音のオクターブ(C2〜B3。ベース音とその1オクターブ下)+右手の和音 (C4〜B4 の1オクターブ内に畳んだ密集ボイシング)」で鳴らします。ベース音はコードのルート、 オンコードのときは指定したベース音です。テンションを含むコードでも右手の押さえる鍵盤は 飛び飛びになりません。楽譜は右手をト音記号・左手をヘ音記号のピアノ大譜表で書き分けます。右手は 「伴奏パターン」に関わらず1拍ずつフルコードを弾き、左手はコード・小節の頭で弾き直します。 パターン2ではさらに各コードの末尾(進行の最後を除く)で裏拍を足します(→「伴奏パターン」節)。
- 楽譜はメロディではなく、選んだ伴奏パターンをそのまま音符にしたものです。再生位置を示す シークバー代わりに使えます。
- 音量は再生しながらでもリアルタイムに変わります(楽譜や伴奏は作り直されません)。